骨盤は身体の中心に位置し、上半身を支えるとともに、股関節を通じて下半身ともつながる重要な部分です。立つ、座る、歩くといった日常動作にも関わっており、骨盤周辺の筋肉や関節は身体を支えるために働いています。
長時間の座り姿勢や足を組む習慣、左右どちらかに偏った身体の使い方などが続くと、骨盤周辺の筋肉に負担がかかり、身体のバランスに左右差が生じることがあります。その結果、腰やお尻周辺の張り、動かしにくさなどを感じる場合があります。
また、妊娠中から産後にかけては、お腹が大きくなることによる姿勢の変化や出産に伴う身体への負担など、骨盤周辺の状態が変化しやすい時期です。骨盤矯正では骨盤だけに注目するのではなく、腰や股関節、周辺の筋肉、姿勢などを確認しながら身体全体の状態をみていくことが大切です。
骨盤の「ゆがみ」と呼ばれる状態には、骨そのものの位置だけではなく、姿勢や筋肉の緊張、関節の動き、左右の身体の使い方などが関係しています。毎日の姿勢や動作の積み重ねによって身体への負担が偏り、骨盤周辺のバランスに影響する場合があります。
長時間の座り姿勢
デスクワークなどで長時間座り続けていると、腰やお尻、股関節周辺の筋肉に負担がかかります。同じ姿勢を続けることで筋肉がこわばり、立ち上がった際に腰や骨盤周辺の動かしにくさを感じることがあります。
足を組む・片側に体重をかける習慣
いつも同じ側で足を組んだり、立っているときに片脚へ体重をかけたりする習慣があると、左右で身体の使い方に差が生じます。このような姿勢を繰り返すことで、腰や骨盤周辺の一部分に負担が集中する場合があります。
姿勢のくせ
猫背や反り腰などの姿勢が続くと、骨盤周辺だけでなく腰や背中の筋肉にも負担がかかります。普段の立ち方や座り方などのくせによって、特定の筋肉が緊張しやすくなることがあります。
筋力や柔軟性のバランス
お腹や腰、お尻など骨盤周辺の筋肉は、姿勢や身体の動きを支えています。運動不足などによって筋力が低下したり、特定の筋肉が硬くなったりすると、身体を安定させにくくなり、腰や骨盤周辺への負担につながる場合があります。
左右に偏った身体の使い方
いつも同じ側で荷物を持つ、片側の脚を中心に立つなど、左右に偏った身体の使い方を繰り返すと、筋肉の使われ方にも差が生じます。こうした日常的な動作の積み重ねが、身体のバランスに影響することがあります。
妊娠・出産による身体の変化
妊娠中は、お腹が大きくなるにつれて重心や姿勢が変化し、腰や骨盤周辺への負担も変わります。また、妊娠中にはリラキシンなどのホルモンの影響で骨盤周辺の靱帯が緩みやすくなります。出産後も妊娠中から続いた姿勢や筋力の変化、育児による身体への負担などが重なることで、腰や骨盤周辺に違和感を覚えることがあります。
骨盤周辺の筋肉や関節の状態、姿勢などに変化が生じると、腰やお尻の張り、身体の動かしにくさなどを感じることがあります。また、身体の使い方に左右差があることで、立つ、歩く、座るといった日常動作で違和感を覚える場合もあります。
腰に痛みや張りを感じる
腰や骨盤周辺の筋肉に負担がかかることで、腰に痛みや張りを感じることがあります。長時間座った後や立ち続けた後など、同じ姿勢を続けた際に症状が気になりやすくなる場合があります。
お尻や骨盤周辺に違和感がある
お尻や骨盤周辺の筋肉が緊張すると、張りや重さ、動かしにくさなどを感じることがあります。座っているときや立ち上がるときなど、特定の動作で違和感が現れる場合もあります。
身体の左右差が気になる
立っているときに左右どちらかへ体重をかけやすい、片側だけ動かしにくいなど、身体の使い方に左右差を感じることがあります。鏡を見た際に姿勢の左右差が気になる方もいます。
股関節を動かしにくい
骨盤とつながっている股関節周辺の筋肉が硬くなると、脚を上げる、開く、歩くなどの動作で動かしにくさを感じることがあります。左右で動かせる範囲に違いを感じる場合もあります。
長時間同じ姿勢を続けるとつらい
デスクワークや車の運転などで座り続けたり、立ち仕事で同じ姿勢を続けたりすると、腰や骨盤周辺に負担がかかります。時間が経つにつれて張りや重さが気になり、姿勢を変えたくなることがあります。
産後に腰や骨盤周辺が気になる
産後は、妊娠中から続く姿勢や筋力の変化に加えて、抱っこや授乳などによって腰や骨盤周辺に負担がかかることがあります。出産前にはなかった腰の張りや骨盤周辺の違和感、身体の動かしにくさなどを感じる場合があります。
骨盤周辺の違和感には、姿勢や筋肉の状態、日常生活での身体の使い方など、さまざまな要因が関係しています。また、産後は身体が変化する時期であり、育児による負担も加わります。当院では骨盤だけを見るのではなく、腰や股関節、周辺の筋肉、姿勢なども確認し、一人ひとりの身体の状態に合わせて施術を行います。