
四十肩は、肩周辺に痛みや動かしにくさが生じる症状の一つです。
特に40歳代を中心に起こりやすいことから「四十肩」と呼ばれていますが、年齢に関係なく肩の痛みや運動制限が起こることがあります。
「腕を上げると肩が痛い」「服を着たり脱いだりするのがつらい」「髪を結ぶ動作がしにくい」など、日常生活のさまざまな場面で不便を感じることがあります。
四十肩では、肩を動かしたときに痛みを感じるだけでなく、症状が強くなると肩を動かせる範囲が狭くなることもあります。
また、夜間に痛みが強くなり、眠りにくくなる場合もあります。
肩の痛みが続いている場合は、無理に動かしたり我慢したりせず、肩の状態を確認することが大切です。

四十肩は、肩関節周辺の組織に炎症などが起こることで、痛みや肩の動かしにくさが生じると考えられています。
ただし、肩の痛みにはさまざまな原因があり、すべての肩の痛みが四十肩によるものとは限りません。
肩関節周辺の炎症
肩関節周辺の組織に炎症が起こることで、肩を動かしたときに痛みが生じることがあります。
炎症が強い時期には、安静にしていても痛みを感じたり、夜間に痛みが強くなったりすることがあります。
肩を動かす機会の減少
日常生活の中で肩を動かす機会が少なくなると、肩周辺の筋肉や関節を動かす範囲が狭くなりやすくなります。
デスクワークなどで同じ姿勢を長時間続けることも、肩周辺に負担をかける要因の一つです。
姿勢の乱れ
猫背などの姿勢が続くと、肩が前に入りやすくなり、肩関節を動かす際の負担につながる場合があります。
肩だけでなく、首や背中の状態が肩の動きに影響することもあります。
肩周辺の筋肉への負担
仕事やスポーツ、日常生活で肩を繰り返し使用することで、肩周辺の筋肉に負担が蓄積することがあります。
筋肉の緊張や身体の使い方の偏りによって、肩を動かしにくく感じる場合もあります。
年齢による身体の変化
40歳代以降は、肩関節周辺の組織にもさまざまな変化が起こりやすくなります。
こうした身体の変化が、肩の痛みや動かしにくさにつながる場合があります。
このように、四十肩の症状には肩関節周辺の状態だけでなく、姿勢や身体の使い方などが関係している場合があります。
肩の痛みが続く場合には、肩だけでなく身体全体の状態を確認することも大切です。

四十肩の症状は人によって異なりますが、代表的な症状として肩の痛みや腕の上げにくさ、肩関節の動かしにくさなどがあります。
症状が進むと、日常生活で当たり前に行っていた動作にも影響が出ることがあります。
腕を上げると肩が痛い
腕を上に上げたり、横から持ち上げたりする動作で肩に痛みを感じることがあります。
洗濯物を干す、棚の物を取るなどの動作がつらくなる場合もあります。
腕を後ろに回しにくい
エプロンを結ぶ、背中のファスナーを上げる、衣服を着替えるなど、腕を後ろに回す動作が難しくなることがあります。
髪を結ぶ・洗う動作がつらい
髪を結んだり洗ったりする際には腕を上げる必要があります。
肩の動きが制限されると、こうした動作が行いにくくなることがあります。
服を着たり脱いだりしにくい
シャツや上着などを着たり脱いだりする際に肩を動かすことで、痛みを感じる場合があります。
特に腕を後ろへ回す動作が難しくなることがあります。
夜間に肩が痛む
四十肩では、夜間に肩の痛みが強くなり、寝返りをしたときや肩を下にして寝たときに痛みを感じることがあります。
痛みが強い場合には、睡眠に影響することもあります。
肩を動かせる範囲が狭くなる
痛みを避けるために肩を動かさない状態が続くと、徐々に肩の動かせる範囲が狭くなることがあります。
以前はできていた動作が難しくなった場合には注意が必要です。
肩を動かしていないときにも痛みを感じる
症状によっては、肩を動かしていない状態でも痛みを感じることがあります。
特に痛みが強い時期には、安静にしていても肩がズキズキするように感じる場合があります。
肩の痛みには四十肩以外にもさまざまな原因があります。
強い痛みがある場合や、腕が上がらない、しびれがあるなどの症状が続く場合は、自己判断で無理に動かさず、医療機関での検査が必要となるケースもあります。