
肩の痛みは、肩関節やその周辺の筋肉、腱、靭帯などに負担がかかることで起こる症状です。肩を動かしたときの痛みだけでなく、安静にしているときや夜間に痛みを感じる場合もあります。
肩の痛みには、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、運動不足、肩の使い過ぎなど、日常生活での負担が関係していることがあります。また、肩こりのような筋肉の緊張だけでなく、四十肩・五十肩、腱板の損傷など、さまざまな原因によって症状が現れることがあります。
痛みの場所や強さ、肩を動かしたときに痛むのか、安静時にも痛むのかなどによって原因は異なります。肩の痛みが長く続いたり、日常生活に支障が出たりする場合は、状態を確認することが大切です。
肩周辺の筋肉の緊張
デスクワークやスマートフォンの使用などで同じ姿勢を長時間続けると、肩や首周辺の筋肉が緊張しやすくなります。筋肉への負担が続くことで、肩の痛みや重だるさにつながることがあります。
長時間のデスクワーク
パソコン作業などで肩が前に入り、腕を前に出した姿勢を長時間続けると、肩周辺の筋肉に負担がかかります。仕事中だけでなく、仕事後にも肩の痛みや張りを感じることがあります。
スマートフォンの使用
スマートフォンを見るために頭を前に出したり、腕を同じ位置で保持したりすることで、首や肩に負担がかかります。長時間の使用が肩周辺の筋肉の緊張につながる場合があります。
肩の使い過ぎ
スポーツや仕事などで肩を繰り返し使うことで、肩周辺の筋肉や腱に負担が蓄積することがあります。特に腕を繰り返し上げる動作では、肩に負担がかかりやすくなります。
運動不足
身体を動かす機会が少ないと、肩周辺の筋肉が硬くなったり、肩関節を動かす機会が減ったりすることがあります。その結果、肩の動かしにくさや違和感を感じる場合があります。
肩関節周辺の炎症や損傷
肩関節周辺に炎症が起きたり、腱などに負担がかかったりすることで、肩を動かした際の痛みが現れることがあります。四十肩・五十肩や腱板の障害など、原因によって症状の現れ方は異なります。
姿勢の乱れ
猫背や肩が前に入った姿勢が続くと、肩周辺の筋肉に負担がかかりやすくなります。日常的な姿勢の癖が、肩の痛みや動かしにくさにつながる場合があります。
肩を動かすと痛い
腕を上げる、後ろに回す、横に広げるなど、肩を動かした際に痛みを感じることがあります。特定の方向に動かしたときに痛みが強くなる場合もあります。
肩が上がりにくい
肩の痛みや関節の動きの制限によって、腕を上げにくくなることがあります。洗濯物を干す、高い場所の物を取るなどの日常動作が難しくなる場合があります。
肩が重い・だるい
肩周辺に重さやだるさを感じることがあります。長時間のデスクワークや同じ姿勢を続けた後に症状を強く感じる場合があります。
肩から首にかけて痛む
肩の痛みに加えて、首や肩甲骨周辺に張りや痛みを感じることがあります。肩周辺の筋肉の緊張が強くなることで、首や背中まで違和感が広がる場合があります。
腕を後ろに回しにくい
服を着替える、背中を洗う、髪を結ぶなど、腕を後ろに回す動作がしづらくなることがあります。肩関節の動きが制限されている場合にみられる症状です。
夜間に肩が痛む
肩の痛みが強い場合、夜間や寝ているときに痛みを感じることがあります。痛む側を下にして寝ることで症状が強くなる場合もあります。
肩を動かしていなくても痛い
肩を動かしたときだけでなく、安静にしているときにも痛みを感じる場合があります。痛みが強い場合や長期間続く場合は、原因を確認することが大切です。
肩の痛みには、筋肉の緊張だけでなく、肩関節や腱などの問題が関係している場合があります。強い痛みが続く場合や、腕がほとんど上がらない、急に強い痛みが出た、外傷後から痛みが続いているなどの場合は、医療機関で状態を確認することをおすすめします。