ぎっくり背中とは、背中に突然強い痛みが現れ、身体を動かしにくくなった状態を表す一般的な呼び方です。正式な病名ではなく、背中周辺の筋肉や筋膜、関節などに急な負担がかかった際に痛みが生じることがあります。
重い物を持ち上げたときだけでなく、身体をひねる、前かがみになる、腕を伸ばすなど、普段何気なく行っている動作をきっかけに突然痛みを感じる場合もあります。
症状が強いと、身体を動かしたときだけでなく、寝返りや起き上がり、深呼吸などでも背中に痛みを感じることがあります。痛む場所や動作には個人差があり、背中の片側だけに強い痛みが現れる場合もあります。
ぎっくり背中は、背中を急に動かしたことや、筋肉などに負担がかかっている状態で動作を行ったことなどをきっかけに発症する場合があります。原因を一つに特定できないこともあり、日常生活での姿勢や身体の使い方など、複数の要因が関係することがあります。
身体を急にひねる
振り向く、後ろの物を取るなど、上半身を急にひねった際に背中へ痛みが走ることがあります。特に普段あまり行わない方向へ急激に身体を動かしたことがきっかけになる場合があります。
重い物を持ち上げる
床にある荷物を持ち上げたり、重い物を移動させたりする際には背中にも負担がかかります。身体を曲げた状態から急に力を入れたときに、背中の痛みが現れることがあります。
長時間同じ姿勢を続ける
デスクワークや車の運転などで同じ姿勢を長く続けると、背中周辺の筋肉に張りや疲れを感じることがあります。その状態から急に身体を伸ばしたりひねったりした際に、痛みが現れる場合があります。
背中への繰り返しの負担
仕事や家事、スポーツなどで同じ動作を繰り返すと、背中周辺に負担がかかることがあります。十分に休息を取れない状態が続いた後に、何気ない動作をきっかけとして痛みを感じる場合もあります。
急な運動や慣れない動作
普段あまり運動をしていない状態で急に身体を動かしたり、慣れていないスポーツや作業を行ったりすると、背中に大きな負担がかかることがあります。身体を大きくひねる動作や腕を強く動かす動作がきっかけになる場合もあります。
ぎっくり背中では、背中に突然現れる強い痛みが特徴です。特定の動作をしたときだけ痛む場合もあれば、症状が強いと日常的な動作や呼吸によって痛みを感じることもあります。
背中に突然強い痛みが現れる
身体をひねる、物を持つなどの動作をした瞬間に、背中へ鋭い痛みが走ることがあります。痛みが出た後は、身体を動かすこと自体がつらく感じられる場合もあります。
身体をひねると痛む
振り向いたり上半身の向きを変えたりした際に、背中の痛みが強くなることがあります。一定の方向や角度へ身体を動かしたときだけ強い痛みを感じる場合もあります。
前かがみになると痛む
身体を前へ曲げたり、首を下へ向けたりした際に背中が引っ張られるように痛むことがあります。床の物を取るなどの動作が難しくなる場合もあります。
寝返りをすると痛む
寝ている状態から身体の向きを変える際に背中へ痛みが走ることがあります。症状が強い場合には、寝返りだけでなくベッドや布団から起き上がる動作がつらくなることもあります。
深く呼吸すると痛む
深く息を吸ったときに胸郭が動くことで、背中の痛みを感じる場合があります。咳やくしゃみなど、身体に急な力が加わった際に痛みが強くなることもあります。
背中を伸ばしにくい
痛みを避けるために身体を伸ばせず、普段とは異なる姿勢になってしまうことがあります。背筋を伸ばしたり腕を大きく動かしたりする際に、背中の張りや痛みを感じる場合もあります。
背中の急な痛みは筋肉や関節だけが原因とは限りません。強い胸痛や息苦しさ、発熱、手足のしびれや筋力低下などを伴う場合や、安静にしていても強い痛みが続く場合には、速やかに医療機関を受診することが大切です。