かかとの痛みについて
かかとの痛みは、歩く・立つといった毎日の動作に影響する症状です。「朝起きて最初の一歩が痛い」「立ち仕事や家事を続けるとつらくなる」「スポーツ中に痛みが出る」など、困っている場面は一人ひとり異なります。
数か月にわたって痛みが続く方や、妊娠中から産後にかけて不調を感じる方もいらっしゃいます。かかとには日々体重がかかるため、痛む場所へのケアと併せて、普段の動作や足への負担を見直すことが大切です。
当院では、いつから痛むのか、どの動作でつらくなるのかを丁寧に伺います。足まわりの状態に加え、立ち方や歩き方、股関節などの動きも確認し、日常生活を無理なく送れるようサポートします。
かかとの痛みの原因について
かかとの痛みには、足裏の組織への繰り返しの負担や、運動量、体重の変化、靴の状態などが関係します。代表的な原因の一つが、足裏のアーチを支える足底腱膜に負担がかかる「足底腱膜炎」です。「足底筋膜炎」と呼ばれることもあります。
長時間の立ち仕事や歩行、ランニングやジャンプなどが続くと、かかとや足裏への負担が積み重なります。急に運動量を増やした場合や、十分に休む時間が取れない場合にも、不調につながることがあります。
体重の増加も、足にかかる負担を増やす要素の一つです。妊娠中から産後にかけては、体重や姿勢、生活動作が変化するため、体調や育児の状況も踏まえて負担を確認します。
また、足首や股関節の動かしにくさ、立ったときの体重のかけ方などが、足への負担に関わる場合もあります。ただし、かかとの痛みをすべて骨盤のゆがみで説明することはできません。痛む位置や動作、靴や運動習慣などを含めて考えることが大切です。
特に思い当たるきっかけがなく痛みが始まることもあります。当院では、日常生活での変化やこれまでの経過を伺い、負担につながっている可能性のある要素を一緒に整理します。
かかとの痛みの症状について
朝起きて歩き始めたときや、長く座った後に立ち上がったときなど、最初の数歩でかかとが痛むことがあります。これは足底腱膜炎でよくみられる症状ですが、歩き始めの痛みだけで原因を断定することはできません。
動いているうちにいったん楽になっても、長時間の立ち仕事や歩行、運動の後に再び痛みが強くなる場合があります。かかとをかばいながら歩くことで、普段の移動や家事が負担に感じられることもあります。
スポーツを続けたい方や、仕事・育児で立つ時間を減らしにくい方は、どの場面で痛みが出るのかをお伝えください。生活の事情も踏まえて、負担を調整する方法を考えていきます。
当院で行うケア
当院では、かかとの痛む場所や足首の動き、足裏・ふくらはぎの状態を確認します。必要に応じて股関節や骨盤まわりの動き、立ち姿勢なども確認し、身体の状態に合わせた施術をご提案します。
施術では、足まわりや関連する筋肉のこわばりに対して、無理のない手技やストレッチなどを行い、痛みの軽減と動きやすさの改善を目指します。併せて、立ち方や歩き方、休憩の取り方を見直し、日常生活でかかとに負担が集中しにくいようお手伝いします。
運動は続けてもよいですか?
痛みが強い時期は、ランニングやジャンプなど、痛みを増やす運動を控えましょう。すべての運動を一律にやめるのではなく、症状に合わせて種目や時間、強度を調整することが大切です。
痛みを我慢して同じ負荷をかけ続けると、回復が長引く場合があります。運動中だけでなく、終了後や翌朝の痛みも確認しながら、無理のない範囲で段階的に戻していきます。
温めるケアとインソールについて
足まわりにこわばりがあり、温めると楽になる場合は、入浴などを取り入れる方法もあります。ただし、長く続く痛みだから必ず温めるとよいわけではありません。腫れや熱感がある場合や、温めて痛みが強くなる場合は控え、状態に合った方法を相談しましょう。
インソールは、かかとへの衝撃を和らげたり、足のアーチを支えたりすることで、負担の軽減に役立つ場合があります。普段履く靴の底が硬い方や、足裏の支えが必要な方は、靴の状態と併せて検討します。
インソールは足や靴に合うことが大切で、入れるだけですべての痛みが解消するわけではありません。当院では、履き心地や歩いたときの状態も伺いながら、足への負担を減らす工夫をご案内します。
長引くかかとの痛みや、立ち仕事・スポーツでの不調にお困りの方は、当院へご相談ください。痛みの緩和と併せて、日常生活で続けやすいケアを一緒に考えていきます。


天白区野並院