モートン病について
モートン病は、足指へ向かう神経が、指の付け根付近で圧迫や刺激を受け、痛みやしびれを引き起こす病気です。特に足の中指と薬指の間に症状が出やすく、歩くときや靴を履いたときに不快感が現れます。
「靴を履くと一部の指が痛む」「裸足で歩いてもしびれる」「指先に焼けるような痛みがある」といったお悩みはありませんか。足に繰り返しかかる負担が関係するため、症状へのケアと併せて、靴や日常の動作を見直すことが大切です。
当院では、痛みやしびれの場所、症状が出るタイミング、普段履いている靴などを丁寧に伺います。足の状態や身体の使い方を確認し、歩行や立ち仕事での負担を減らせるようサポートします。
モートン病の原因について
足指へ向かう神経は、指の付け根にある骨をつなぐ靱帯のすぐ下を通っています。つま先立ちなどで足の前方に繰り返し荷重がかかると、この部分で神経が圧迫・刺激され、神経の周囲の組織が厚くなるなどの変化が生じることがあります。
ハイヒールは足の前方に体重がかかりやすく、つま先の狭い靴は足指の付け根を横から圧迫します。こうした靴を長時間履くことが、症状の発生や悪化に関わる場合があります。
扁平足や土踏まずの高い足、足指が曲がったままになるハンマートウなども、足裏への圧力のかかり方に影響することがあります。ただし、足の形だけで発症が決まるわけではなく、靴や活動量など、複数の要素を確認する必要があります。
長時間の立ち仕事や、ランニング・テニスなどで繰り返しかかる負担も、神経への刺激につながることがあります。足のけがをきっかけに症状が始まった場合は、その経過も確認します。
当院では、足そのものに加え、立ち方や歩き方、股関節や体幹の使い方にも目を向けます。骨盤のゆがみを一律に原因と考えるのではなく、足の前方に負担が集中しやすい動作がないかを一緒に見直します。
モートン病の症状について
足指の付け根から指先にかけて、しびれやピリピリする感覚、焼けるような痛みが現れます。中指と薬指の間に多くみられますが、人差し指と中指の間などに症状が出る場合もあります。
靴を履いて歩いたときや、つま先に体重をかけたときに痛みが強くなることがあります。靴を脱いで休むと楽になる方もいれば、裸足で歩いても痛む方もおり、症状の程度はさまざまです。
痛みやしびれが続く場合は、整形外科で原因を確認することが大切です。当院でも、診断内容や症状の経過を踏まえ、日常生活で負担を減らすためのケアをご相談いただけます。
当院で行うケア
まず、どの指が痛むのか、どの靴や動作で症状が強くなるのかを伺います。足まわりの状態や姿勢、歩行時の体重のかけ方などを確認し、一人ひとりの生活に合わせた対応をご提案します。
靴の見直しは、神経への圧迫を減らすための大切な取り組みです。つま先に十分なゆとりがあり、ヒールが低く、足に合う靴を基本に考えます。必要に応じて、足の前方への負担を分散するインソールやパッドについても検討します。
靴を変えても症状が残る場合は、立ち仕事の時間やスポーツの負荷、歩き方なども見直します。当院では、身体の状態に応じた穏やかな手技や運動のアドバイスを行い、足に負担が集中しにくい身体の使い方をサポートします。
手術は必要ですか?
モートン病と診断されても、必ず手術が必要になるわけではありません。まずは靴や活動量の調整、足底装具などで圧迫を減らす方法が検討され、医療機関では注射などの治療が行われる場合もあります。
こうした治療を続けても痛みが改善せず、歩行や日常生活への支障が大きい場合には、手術が検討されることがあります。症状の程度や治療経過を踏まえて、担当医と相談しながら方針を決めます。
治療期間はどのくらいですか?
改善までの期間は、症状の強さや続いている期間、日常的にかかる負担などによって異なります。数週間で変化を感じる場合もあれば、数か月以上かけて対応する場合もあり、「軽症なら4週間」と一律には決められません。
痛みの変化を確認しながら、靴や活動量、ケアの内容を調整していくことが大切です。足指の痛みやしびれでお困りの方は、普段の靴や仕事・運動の状況も含めて、当院へご相談ください。


天白区野並院