膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
膝蓋腱は膝のお皿とすねの骨をつなぎ、膝を伸ばす力を伝えています。この腱に繰り返し負荷がかかり、膝のお皿の下などに痛みが出る状態が、膝蓋腱炎・ジャンパー膝と呼ばれます。慢性的な場合は膝蓋腱症という表現も使われます。
バレーボールやバスケットボールなどの跳躍動作だけでなく、走る、しゃがむ、階段を使うといった動作でも症状が出る場合があります。ただし膝の前側の痛みには他の原因もあり、運動種目だけで診断することはできません。
練習量、痛む動作、運動後や翌朝の変化を整理することが、負荷を調整するうえで役立ちます。長引く痛みや繰り返す不調は、整形外科などで膝の状態を確認し、競技復帰の進め方を相談しましょう。
膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の原因
跳ぶ・着地する動作の反復
跳躍や着地では、太ももの筋肉の力が膝蓋腱を通じて伝わります。この負荷が繰り返されることが腱の痛みに関係します。毎回の練習で同じ動作を多く行っていないか、練習内容を具体的に振り返ります。
運動量の急な増加や変更
練習頻度を増やす、久しぶりに強い運動を再開するなど、負荷の変化がきっかけとなることがあります。運動不足から急に負荷をかけた場合も含め、現在の腱の状態に合った活動量が大切です。
腱の状態と回復の釣り合い
腱にかかる負荷に対して回復が追いつかないことなど、複数の要因が関係します。慢性化した痛みを炎症だけと決めつけず、痛みの経過や動作、他の膝の病気の可能性も合わせて確認します。
膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の症状
膝のお皿の下の痛み
膝のお皿の下端から膝蓋腱にかけて痛みや押したときの痛みがみられます。痛む範囲には個人差があるため、成長期のオスグッドなどと自己判断で区別せず、診察を受けることが大切です。
跳躍や階段での痛み
ジャンプ、着地、しゃがみ込み、階段の上り下りで症状が出ることがあります。運動の最初だけ痛んでも、終了後に悪化する場合があるため、練習中だけでなくその後の変化も記録します。
運動後の痛みやこわばり
運動後や翌朝に不調が残り、練習量を維持しにくくなることがあります。痛みをかばって動きが変わる、日常生活にも支障が出る場合は、休息と活動量の調整について医療機関へ相談しましょう。


天白区野並院