スポーツ障害
スポーツ障害は、運動による負担が繰り返されることで、筋肉・腱・骨などに徐々に不調が生じるものを指します。一度の転倒や衝突で起こるスポーツ外傷とは分けて考えますが、同じ部位に両方の影響が重なる場合もあります。
走るとすねが痛い、ジャンプで膝が痛む、投球後に肩の不調が残るなど、症状は競技や負担のかかる部位によって異なります。競技を始めたばかりの方だけでなく、経験のある選手にも起こり得ます。
練習の内容や量、休息、痛みの経過を合わせて確認することが大切です。特に成長期では大人と異なる障害があるため、痛みを我慢することを練習の一部とせず、続く不調は医療機関へ相談しましょう。
スポーツ障害の原因
同じ動作による負担の蓄積
投げる、走る、跳ぶなどの動作を繰り返すと、特定の組織へ負担が重なります。負荷の大きさだけでなく、回復する時間が取れているかも重要です。練習後や翌日に不調が残っていないか確認します。
練習量や強度の変化
急に走行距離を増やす、大会に向けて練習日数を増やすなどは、障害のきっかけになります。学校やクラブなど複数の練習に参加する場合は、それぞれの量ではなく総量を振り返ることが大切です。
成長期や組織の状態
成長期の骨や軟骨は大人とは異なる特徴があり、繰り返す負荷による障害に注意が必要です。成人でも腱や骨の状態、既往歴などは異なるため、同じ競技の仲間と同じ方法で対処できるとは限りません。
スポーツ障害の症状
活動時に繰り返す痛み
練習中の特定の動作で痛み、休むと軽くなる場合があります。落ち着いても同じ負荷で繰り返すときは、原因や病態が未確認のまま練習を続けず、痛む場面と経過を医療機関へ伝えましょう。
腫れや押したときの痛み
局所の腫れや圧痛などがみられることがあります。狭い一点に強い痛みがある、安静時にも痛む場合には骨の疲労骨折など別の障害も考えられるため、必要な診察や検査を受けることが大切です。
動作や競技成績の変化
痛みをかばってフォームが変わる、いつもより力が出ない、練習に参加しにくくなるなどの変化も確認します。本人が痛みを言い出しにくい場合もあるため、成長期では周囲が変化に気づくことも大切です。


天白区野並院