ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)について
ドケルバン病は、手首の親指側に痛みや腫れが生じる腱鞘炎です。親指を動かす腱と、その通り道である腱鞘の間で動きが滑らかでなくなり、親指や手首を使うと痛みが出ます。
「赤ちゃんを抱き上げると手首が痛い」「スマートフォンの操作がつらい」「ペットボトルのふたを開けにくい」など、日常生活のさまざまな場面に影響します。家事や育児で手を休めにくい方も多い症状です。
当院では、痛む場所や動作を確認し、親指と手首にかかる負担を減らすことから取り組みます。必要に応じてテーピングや電気施術などを検討し、生活の中で無理なく続けられる対策をお伝えします。
ドケルバン病の原因について
親指を広げる、伸ばす、物をつかむといった動作の繰り返しが関係します。親指や手首への負担が重なると、腱や腱鞘に腫れ・厚みが生じ、腱が通りにくくなることがあります。
スマートフォン操作、楽器の演奏、調理や美容の仕事、ラケットを使うスポーツなど、手をよく使う場面で症状が出ることがあります。また、妊娠・出産期や更年期の女性にも多く見られ、使いすぎだけでは説明できない場合もあります。
当院では、抱っこの仕方や物の持ち方、作業中の手首の角度などを確認します。手を完全に休めることが難しい方にも、両手で支える、道具を工夫する、作業を分けるなど、負担を減らす方法をご提案します。
ドケルバン病の症状について
手首の親指側を押したときや、親指を動かしたときに痛みが出ます。手首の一部が腫れたり、物を持ち上げる際に鋭く痛んだりすることもあります。
育児では抱っこや着替え、家事では洗濯物を持つ、ふたを開けるなどの動作がつらくなります。使わなければ気にならなくても、作業を始めると再び痛む場合があります。
痛みがあるときに、親指を握り込んで手首を強く曲げるなどの自己チェックを繰り返すことは避けましょう。まずは痛みの出る動作を減らし、患部に無理をかけないことが大切です。
当院では、手首だけでなく前腕の筋肉の状態も確認し、痛みの緩和と使いやすさの改善を目指します。「家事や育児で休めない」というお悩みも含め、お気軽にご相談ください。改善が乏しい場合には、医療機関での治療もご案内します。


天白区野並院