群発性頭痛について
群発性頭痛は、一般に「群発頭痛」と呼ばれ、片側の目の奥からこめかみにかけて、非常に激しい痛みが起こる頭痛です。「目の奥をえぐられるような痛み」と表現されることもあり、仕事や日常生活に大きく影響します。
特徴は、ある一定の期間に頭痛の発作が繰り返し起こることです。夜間や睡眠中に発作が現れることもあり、十分に眠れず、疲れや生活への不安につながる場合もあります。
頭痛には複数の種類があり、それぞれ適した対応が異なります。群発性頭痛が疑われる場合は、頭痛外来や脳神経内科などで診断と治療を受けることが大切です。当院では、医師による治療を踏まえながら、併せてお困りの首や肩のこわばり、日常の姿勢による負担についてご相談を承ります。
群発性頭痛の原因について
群発性頭痛が起こる仕組みは、まだ十分には解明されていません。体内時計に関わる脳の視床下部や、顔・頭の感覚を伝える三叉神経、自律神経の働きなどが関係すると考えられています。血管の拡張だけで説明できる頭痛ではありません。
毎日ほぼ同じ時間帯に発作が起きたり、季節の変わり目に頭痛が集中する期間が始まったりする方もいます。ただし、気圧の変化やストレス、月経との関係だけで、群発性頭痛と判断することはできません。
原典で取り上げられている姿勢の崩れや首・肩の筋肉の緊張は、身体のこりや一部の頭痛に関係することがあります。一方で、骨盤のゆがみやインナーマッスルの弱さが群発性頭痛の原因になるとは確認されていません。姿勢の調整や筋力強化を、群発性頭痛そのものの予防法として扱わないことが大切です。
頭を締めつけられるような痛みが特徴の緊張型頭痛と、片側の目の奥に激痛が起こる群発性頭痛では、症状や治療法が異なります。頭痛が起きた時刻、続いた時間、痛む場所、目や鼻の症状などを記録しておくと、医師に状態を伝えやすくなります。
群発性頭痛の症状について
主な症状は、片側の目の奥や目の周囲、こめかみに起こる強い痛みです。治療していない場合、1回の発作は通常15分~3時間ほど続きます。痛みが強く、じっとしていられずに歩き回るなど、落ち着かなくなることもあります。
痛む側の目が充血する、涙が出る、鼻水や鼻づまりが起こる、まぶたが下がるといった症状を伴うことがあります。吐き気などが出る場合もありますが、症状の組み合わせや発作の経過を確認して判断する必要があります。
発作が数週間から数か月にわたって集中し、その後は頭痛が起こらない期間が続くタイプがよくみられます。20代~40代で発症することが多く、男性に多い傾向がありますが、女性やほかの年齢層にも起こります。
頭痛の治療と当院でのサポート
群発性頭痛には、医師の管理のもとで行う酸素吸入やスマトリプタンの皮下注射など、発作に対する治療があります。発作を予防する治療もあるため、頻繁に薬を使っていても痛みを抑えられない場合は、処方医に状況を伝え、治療方針を相談しましょう。
当院では、頭痛の経過や医療機関での診断内容に加え、首・肩・背中のつらさや普段の姿勢について丁寧に伺います。筋肉のこわばりなどがある場合は、身体の状態に合わせた穏やかな手技やストレッチ、作業姿勢の見直しを通じて、身体への負担の軽減を目指します。
こうしたケアは、群発性頭痛の発作を止める治療や、再発を防ぐ治療に代わるものではありません。頭痛に対する医療機関での治療を続けながら、首や肩のこり、日常生活での身体の負担も気になる方は、当院へご相談ください。


天白区野並院