腰部捻挫
腰部捻挫は、腰に外力が加わるなどして、関節を支える靱帯や周囲の組織を傷めた状態を指す呼び方です。交通事故の衝撃や急なひねりの後に、腰の痛みや動かしにくさが出る場合があります。腰痛という症状だけで腰部捻挫と診断できるわけではありません。
事故後の腰痛では、骨折、椎間板や神経の障害などを確認することも大切です。痛みの強さだけでけがの程度を判断せず、受傷状況、痛む場所、脚の症状の有無などを医療機関へ伝えましょう。
事故直後は気にならなかった痛みが、後から目立つ場合もあります。事故との関係や診断は医師が経過と診察所見を踏まえて判断します。強く揉む・無理に捻るなどの対処を始める前に、整形外科で状態を確認してください。
腰部捻挫の原因
衝撃や急なひねりによる負担
交通事故、転倒、急な姿勢の変化などで、腰の周囲の組織へ外力が加わることがあります。どの方向から衝撃を受けたか、腰以外にもぶつけたかなど、受傷状況を整理することが評価に役立ちます。
筋肉や靱帯などの損傷
腰を支える組織の損傷や、痛みに伴う筋肉の緊張などが動作のつらさに関係する場合があります。画像で骨の異常が見つからない場合でも、症状と機能を確認しながら経過をみることが大切です。
捻挫以外の原因との区別
腰痛には、骨折や神経の障害、内臓の病気なども関係します。事故後だから必ず捻挫と決めつけず、発熱、脚のしびれ、排尿の変化などを伴う場合は、別の原因を含めた医療機関での確認を優先します。
腰部捻挫の症状
腰の痛みや押したときの痛み
腰の一部、または周囲に痛みがあり、触れるとつらく感じる場合があります。範囲や強さが変わることもあるため、症状の始まりや変化を記録すると、受診時に状態を説明しやすくなります。
立ち座りや前かがみのつらさ
椅子から立つ、寝返りを打つ、体を曲げるなどの動作で痛む場合があります。痛みを確かめるために同じ動作を繰り返さず、仕事や生活のどの場面で支障が出るかを伝えましょう。
動かしにくさや脚への症状
腰がこわばる、歩きにくいなどの変化がみられます。脚へ広がる痛みやしびれ、力の低下は、単なる腰部捻挫と区別して神経の状態を確認する必要があるため、早めに医師へ伝えてください。


天白区野並院