男性型脱毛症
男性型脱毛症は、男性にみられる代表的な脱毛の型で、AGAと同じ病態を指します。生え際や頭頂部などの毛髪が徐々に細くなり、薄毛として気づく場合があります。男性の抜け毛すべてを指す名称ではありません。
遺伝的な背景や男性ホルモンの働きが毛包に影響し、毛髪の成長周期が変わることに関係します。家族に薄毛の方がいることは診察時の情報になりますが、それだけで診断したり、将来の進み方を決めたりすることはできません。
生え際の変化だけでなく、毛の太さ、頭頂部、頭皮の状態、経過を合わせて確認します。気になる変化が続く場合は皮膚科などへ相談し、病型と状態に応じた対応を選ぶことが大切です。
男性型脱毛症の原因
遺伝的な要因とホルモンの作用
毛包が男性ホルモンの影響を受けることなどが男性型脱毛症に関係します。清潔さや本人の努力だけで説明できるものではなく、食事や睡眠だけを原因として責めたり、自己判断したりしないことが大切です。
毛髪が細く短くなる変化
毛髪の成長期が短くなるなどの変化により、太く長い毛が育ちにくくなる場合があります。抜けた毛を見ただけでは診断できないため、頭皮と生えている毛の状態を医療機関で確認します。
似た見た目の脱毛との区別
円形脱毛症、体調変化に関連する脱毛、頭皮の感染症などでも毛が減る場合があります。急な変化や頭皮の炎症を伴うときは、男性型脱毛症と決めつけず、他の原因も含めて診察を受けましょう。
男性型脱毛症の症状
前頭部や生え際の後退
額の左右などの生え際が以前より後ろへ変わる場合があります。進行の形は一様ではなく、髪型や照明の影響もあるため、同じ条件での記録と受診時の確認が役立ちます。
頭頂部で地肌が見えやすい
頭頂部の毛の太さや密度が変わり、地肌が目立つ場合があります。生え際と頭頂部のどちらが先か、両方が変化するかは異なるため、気づいた範囲と期間を具体的に伝えてください。
徐々に変わる髪の印象
細い毛が増え、髪のボリュームが減ったと感じる場合があります。症状の出方には個人差があり、抜け毛の本数だけでは病態や進行を評価できません。診断と対応は医師に相談しましょう。


天白区野並院