軟部組織損傷
軟部組織損傷は、筋肉、腱、靱帯などの組織が傷ついた状態をまとめて表す言葉です。交通事故や転倒、スポーツなどで起こり、傷めた組織や程度によって、痛みや腫れ、動かしにくさは異なります。
打撲、捻挫、筋肉や腱の損傷などが含まれますが、この名称だけでけがの程度や治療方法が決まるわけではありません。骨折や神経・血管への影響が重なる場合もあるため、受傷状況と機能を合わせて確認します。
けがの後は患部を保護し、無理に使い続けないことが大切です。痛みが強い、腫れが増す、日常動作に支障がある場合は医療機関を受診し、必要な検査や固定、活動再開の方法を相談しましょう。
軟部組織損傷の原因
衝突や打撃による損傷
事故の衝撃で身体をぶつけるなど、外から加わる力で筋肉や周囲の組織が傷つく場合があります。皮膚に傷がなくても内部に損傷があることがあるため、見た目だけで軽いけがと判断しないようにします。
ひねりや引き伸ばす力
関節をひねる、筋肉や腱が急に引き伸ばされるなどの力も損傷のきっかけになります。けがをしたときの姿勢や動作を伝え、痛い部分を強く伸ばして確かめないことが大切です。
繰り返す負荷と組織の状態
一度の外力だけでなく、繰り返す負荷で組織に不調が生じる場合もあります。事故直後のけがと慢性的な負担は区別して考え、発症までの経過や以前の不調を医療機関に伝えましょう。
軟部組織損傷の症状
局所の痛みや押したときの痛み
傷めた部分を動かす、触れる、体重をかけると痛む場合があります。痛みの位置や強さが変化することもあるため、受傷後の経過と、何ができないかを具体的に伝えることが役立ちます。
腫れや内出血
腫れや皮膚の色の変化が出る場合があります。腫れが急に増す、広範囲に広がるときは早めに受診してください。受傷直後の強い揉みほぐしや加温は避け、状態に合った初期対応を相談します。
動かしにくさや力の出しにくさ
関節を動かす範囲が狭くなったり、痛みで力を出しにくくなったりします。痛みが軽くなっても、損傷した組織や機能が十分に回復しているとは限らないため、活動は段階的に戻すことが大切です。


天白区野並院