脊髄症状型
脊髄症状型は、むち打ちの説明などで脊髄に関わる症状を区別するために使われる呼び方です。脊髄は脳と手足などをつなぐ重要な神経で、損傷や圧迫があると、手足の動きや感覚、歩行などに影響が出る場合があります。
交通事故の後に手足が動かしにくい、しびれる、歩きにくいといった変化がある場合は、単なる筋肉の痛みとして扱わないことが大切です。この呼称だけで診断が確定するわけではなく、医療機関での神経学的な診察や検査が必要です。
急な症状や事故直後の機能低下は救急対応を優先します。症状が軽く感じられても脊髄の問題を否定できないため、接骨院の施術や自己流の首の運動より、医師による評価を先に受けてください。
脊髄症状型の原因
外傷による脊髄への影響
強い外力で頸椎が骨折・脱臼し、脊髄が傷つく場合があります。事故の状況と手足の機能を合わせて確認する必要があります。脊髄損傷が疑われるときは、確かめるために首や体を無理に動かさないことが大切です。
骨折がなくても起こる損傷
脊髄の通り道がもともと狭い方などでは、明らかな骨折がなくても外力によって脊髄に影響が生じる場合があります。レントゲンで骨に異常がないという情報だけで、神経の安全性を判断しないようにします。
外傷以外の病気や既存の変化
加齢による頸椎の変化などが脊髄を圧迫する場合もあり、症状が事故で新たに生じたか、以前からあったかの確認が必要です。原因と事故との関係は、経過、診察、検査をもとに医師が判断します。
脊髄症状型の症状
手先の動かしにくさ
ボタンを留める、箸を使う、文字を書くなどの細かな動作が難しくなる場合があります。手の使いすぎだけで説明せず、両手の変化や脚の症状も合わせて医療機関へ伝えましょう。
手足のしびれや力の低下
手足の感覚が鈍い、力が入りにくいなどの変化がみられます。症状の範囲や強さは損傷の状態によって異なり、すべての症状がそろうとは限りません。新しい症状は早めに評価を受けてください。
歩行や排尿・排便の変化
脚がもつれる、階段が使いにくい、排尿・排便の働きが変わる場合があります。これらは脊髄以外の原因でも生じますが、事故後に新たに出た場合は、通常の施術相談より医療機関での確認を優先します。


天白区野並院