橈骨神経麻痺について
橈骨神経麻痺は、腕を通る橈骨神経の働きが妨げられ、手首や指を伸ばしにくくなったり、手の甲にしびれが出たりする状態です。「朝起きたら手首を持ち上げにくい」「物をつかんでも手が安定しない」といった変化で気づくことがあります。
橈骨神経は、手首を反らす、指を伸ばすなどの動きに関わります。神経が影響を受ける場所によって症状が異なり、動かしにくさが中心の場合も、しびれが中心の場合もあります。
当院では、症状の経過や腕への負担を確認し、日常生活での使いにくさをご相談いただけます。新たに手首や指が動かせなくなった場合は、まず速やかに医療機関で原因を確認し、その治療方針に沿って身体のケアを進めます。
橈骨神経麻痺の原因について
原因の一つは、上腕への長時間の圧迫です。腕を身体の下に敷いて眠る、腕まくらをしたまま同じ姿勢を続けるなどして、神経に圧力がかかることがあります。
骨折や強い打撲などのケガによって、神経が傷つく場合もあります。また、肘の近くで神経の枝が圧迫されることや、ガングリオンなどのできものが関係することもあり、原因は一つではありません。
回復を支えるためには、原因となる圧迫を避け、状態に合った動かし方を選ぶことが大切です。当院では、寝るときの腕の位置や作業姿勢などを確認し、無理な負担を減らす方法をお伝えします。
橈骨神経麻痺の症状について
特徴的な症状は、手首を自分の力で反らせず、手が下がってしまう「下垂手」です。指の付け根を伸ばすことも難しくなり、手を開く、物をつかんで離すといった動作に影響します。
コップを持ちにくい、服を着替えにくい、パソコン操作がしづらいなど、普段の生活で不便を感じることがあります。手の甲の親指側に、しびれや感覚の鈍さが出る場合もあります。
神経の枝だけが障害されると、手首は反らせても指を伸ばしにくいことがあります。しびれを伴わない場合もあるため、感覚だけでなく動かしやすさの変化も大切な確認事項です。
当院では、医師の指示を踏まえ、周囲の筋肉の状態や関節の動きを確認しながら、生活上の負担を減らすサポートを行います。回復の速さには個人差があるため、無理に鍛えようとせず、その時点の状態に合ったケアを一緒に考えましょう。


天白区野並院