
頸椎椎間板ヘルニアは、首の骨である頸椎の間にある椎間板が変性し、その一部が後方へ突出することで、周囲の神経や脊髄を圧迫して起こる症状です。
首の痛みだけでなく、肩や腕、手にかけて痛みやしびれが現れることがあります。また、神経の圧迫が強くなると、手に力が入りにくい、細かな動作がしづらいなどの症状につながる場合もあります。
日常生活では、パソコンやスマートフォンの使用、長時間同じ姿勢を続けることなどによって首に負担がかかることがあります。症状の程度や現れ方には個人差があるため、痛みやしびれが続く場合は状態を確認することが大切です。
椎間板の加齢による変化
頸椎椎間板ヘルニアの大きな要因の一つが、椎間板の加齢による変化です。椎間板は年齢とともに水分量が減少し、弾力性が低下することで傷みやすくなります。
首への繰り返しの負担
仕事やスポーツなどで首を繰り返し動かしたり、首に負担がかかる姿勢を長時間続けたりすることで、頸椎や椎間板に負担がかかることがあります。
長時間のデスクワーク
パソコン作業などで頭を前に出した姿勢を長時間続けると、首周辺の筋肉や頸椎に負担がかかりやすくなります。日常的に同じ姿勢を続けることも、首への負担につながります。
スマートフォンの使用
スマートフォンを見るために長時間うつむいた姿勢を続けると、首や肩周辺に負担がかかります。使用時間が長い場合は、途中で姿勢を変えることも大切です。
外傷や強い衝撃
転倒や交通事故、スポーツなどによる強い衝撃によって、頸椎や椎間板に負担がかかり、症状が現れることがあります。
首の痛み
首周辺に痛みや違和感が現れることがあります。首を動かしたときに痛みが強くなったり、同じ姿勢を続けることで症状が気になったりする場合があります。
肩や肩甲骨周辺の痛み
神経への刺激によって、首だけでなく肩や肩甲骨周辺に痛みを感じることがあります。左右どちらか一方に症状が強く現れる場合もあります。
腕や手のしびれ
神経が圧迫されることで、首から肩、腕、手や指にかけてしびれが現れることがあります。しびれの場所は圧迫されている神経によって異なります。
腕や手の痛み
首の神経が刺激されると、首から腕にかけて電気が走るような痛みや、腕・手の痛みを感じることがあります。
手に力が入りにくい
神経の圧迫が強くなると、手や腕に力が入りにくくなることがあります。物を持ちにくい、ペットボトルのふたを開けにくいなど、日常生活で変化を感じる場合があります。
細かな動作がしづらい
脊髄への影響がある場合には、ボタンを留める、箸を使う、文字を書くなど、手を使った細かな動作がしづらくなることがあります。
首を動かすと症状が強くなる
首を反らしたり、左右に動かしたりした際に、首や肩、腕などの痛みやしびれが強くなる場合があります。
腕や手のしびれが続く場合や、手に力が入りにくい、歩きにくい、細かな手の動作が急にしづらくなったなどの症状がある場合は、神経や脊髄への影響が考えられるため、医療機関での検査を受けることが大切です。