ストレートネックとは、本来ゆるやかに前方へカーブしている頚椎のカーブが少なく、まっすぐに近い状態を指す一般的な呼び方です。レントゲンなどの画像検査で、頚椎の並び方の特徴として確認されることがあります。
ストレートネックだからといって、必ず首や肩に症状が現れるわけではありません。一方で、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで頭を前に出した姿勢が続くと、首や肩周辺の筋肉に負担がかかり、痛みやこりを感じることがあります。
そのため、頚椎の形だけで症状を判断するのではなく、首の動きや普段の姿勢、仕事や日常生活での身体の使い方なども含めて状態を確認することが大切です。
ストレートネックと呼ばれる頚椎の状態には、姿勢や身体の使い方などが関係している場合があります。ただし、首や肩の症状にはさまざまな要因が関係するため、ストレートネックだけを痛みやこりの原因と考えることはできません。
長時間のデスクワーク
パソコンを使った作業では、画面を見るために頭が前へ出たり、同じ姿勢を長時間続けたりすることがあります。こうした姿勢が習慣になることで、首や肩周辺に負担がかかる場合があります。
スマートフォンの長時間使用
スマートフォンを見る際には、うつむいた姿勢を長く続けることがあります。使用時間が長くなることで、首や肩周辺の筋肉に負担を感じる場合があります。
頭が前に出た姿勢
座っているときや立っているときに、頭が身体より前へ出た姿勢を続けることがあります。このような姿勢では、頭を支える首や肩周辺への負担が大きくなる場合があります。
同じ姿勢を長く続ける
デスクワークや車の運転などで身体を動かさず、同じ姿勢を長時間続けることがあります。首を動かす機会が少なくなることで、首や肩の張りや動かしにくさを感じる場合があります。
パソコンや机などの作業環境
モニターの高さや椅子、机などの位置によっては、頭を前へ出した姿勢になりやすくなります。日常的な作業環境が、首や肩への負担に関係する場合があります。
日常生活での姿勢
読書や家事など、普段の生活でも下を向いた姿勢や頭を前に出した姿勢を長く続けることがあります。こうした日常的な身体の使い方も、首周辺の状態に関係する要素の一つです。
ストレートネックと呼ばれる状態の方では、首や肩の痛み、こりなどを感じることがあります。ただし、頚椎のカーブと症状が必ず一致するわけではなく、ストレートネックでも症状がない方もいます。
首が重く感じる
首の後ろ側に重さや疲労感を感じることがあります。デスクワークやスマートフォンを長時間使用した後に、症状が気になりやすくなる場合があります。
首が痛む
首を動かしたときや同じ姿勢を長く続けたときに、首周辺に痛みを感じることがあります。痛む場所や症状の強さには個人差があります。
肩がこる
首から肩にかけて張りやこりを感じることがあります。長時間のパソコン作業などをした後に、肩の重さや疲労感が強くなる場合もあります。
首を動かしにくい
左右を振り向く、上を向くなどの動作で、首の動かしにくさを感じることがあります。首周辺の張りや痛みを伴う場合もあります。
背中に張りを感じる
首や肩だけでなく、肩甲骨周辺や背中の上部まで張りや疲労感を感じることがあります。長時間同じ姿勢を続けた後などに症状が現れる場合があります。
頭痛を伴うことがある
首や肩のつらさとともに、頭痛を感じることがあります。ただし、頭痛にはさまざまな原因があるため、ストレートネックだけが原因とは限りません。
ストレートネックと呼ばれる状態があっても、必ず治療が必要になるとは限りません。首や肩の強い痛みが続く場合や、腕・手のしびれ、感覚の異常、筋力低下などがみられる場合には、頚椎や神経の状態を確認するため医療機関を受診することが大切です。