
偏頭痛(片頭痛)は、頭の片側または両側にズキズキとした痛みが起こる頭痛の一つです。
日常生活に支障が出るほどの痛みを感じることもあり、仕事や家事などに集中できなくなる場合があります。
偏頭痛は、単に頭が痛くなるだけではなく、吐き気や光・音に対する過敏さなどを伴うことがあります。
人によって症状の現れ方や痛みの強さ、頻度なども異なります。
天候の変化や睡眠不足、疲労、ストレスなどをきっかけとして症状が起こる方もいます。
また、首や肩のこりを伴うこともあり、頭痛と首・肩周辺の不調を同時に感じる場合もあります。
偏頭痛が繰り返し起こる場合や、頭痛によって日常生活に支障が出ている場合には、症状をそのままにせず、原因を確認することが大切です。

偏頭痛が起こる仕組みについては、さまざまな要因が関係していると考えられています。
一つの原因だけではなく、身体の状態や生活習慣、環境の変化などが重なることで症状が起こることがあります。
睡眠不足や睡眠リズムの乱れ
睡眠不足や寝過ぎなど、普段と異なる睡眠リズムが偏頭痛のきっかけになることがあります。
毎日の睡眠時間や就寝・起床時間が大きく変化しないよう、規則正しい生活を心がけることが大切です。
ストレスや疲労
仕事や家庭などによる精神的なストレスや、身体的な疲労が蓄積することで、頭痛が起こりやすくなる場合があります。
また、強い緊張状態から解放されたタイミングで症状が現れる方もいます。
天候や気圧の変化
雨の日や台風など、天候が変化するタイミングで頭痛を感じる方もいます。
気圧の変化など、環境の変化が偏頭痛のきっかけとなる場合があります。
首や肩周辺の筋肉の緊張
デスクワークやスマートフォンの使用などで同じ姿勢が長時間続くと、首や肩周辺の筋肉に負担がかかります。
首や肩のこりを伴って頭痛を感じる方もいるため、頭だけでなく首や肩の状態を確認することも大切です。
姿勢の乱れ
猫背などの姿勢が続くと、首や肩周辺の筋肉に負担がかかりやすくなります。
長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用など、日常生活での姿勢が身体への負担につながることがあります。
生活習慣や環境の変化
食事や睡眠、運動などの生活習慣が大きく変化した場合や、強い光、騒音などの環境が刺激となって頭痛が起こる場合もあります。
このように偏頭痛にはさまざまな要因が関係していると考えられています。
頭痛を繰り返す場合には、いつ・どのような状況で症状が起こったのかを記録しておくことも、原因やきっかけを把握するために役立ちます。

偏頭痛の症状は人によって異なりますが、ズキズキと脈を打つような頭痛が代表的な症状です。
頭痛だけではなく、吐き気や光・音に対する過敏さなどを伴うこともあります。
ズキズキと脈を打つように痛む
頭の中で脈を打つような、ズキズキとした痛みを感じることがあります。
動いたときに痛みが強くなる場合もあります。
頭の片側が痛む
偏頭痛では、頭の片側に強い痛みを感じることがあります。
ただし、必ず片側だけが痛むわけではなく、両側に痛みを感じる場合もあります。
吐き気を伴う
頭痛が強くなると、吐き気を感じたり、実際に嘔吐したりすることがあります。
頭痛と同時に胃の不快感を感じる方もいます。
光がまぶしく感じる
偏頭痛が起こっているときに、普段は気にならない照明や日光などの光をまぶしく感じることがあります。
暗く静かな場所で休みたくなる方もいます。
音がつらく感じる
テレビや会話、周囲の音など、普段は気にならない音を強く感じることがあります。
光や音を避けて静かな場所で過ごしたくなる場合があります。
首や肩のこりを伴う
偏頭痛の際に、頭痛だけではなく首や肩のこり、張りを感じることがあります。
長時間のデスクワークなどによって首や肩に負担がかかっている場合には、首・肩周辺の状態も確認することが大切です。
動くと痛みが強くなる
歩いたり階段を上ったりするなど、身体を動かすことで頭痛が強くなることがあります。
痛みが強い場合には、できるだけ安静にして過ごす必要があることもあります。
頭痛の前に視覚などの変化を感じることがある
人によっては、頭痛が始まる前に視界に光が見える、視野の一部が見えにくくなるなどの変化を感じることがあります。
このような前兆がある場合もあれば、前兆を伴わない場合もあります。
頭痛には偏頭痛以外にも、緊張型頭痛や群発頭痛などさまざまな種類があります。
突然これまでに経験したことのない強い頭痛が起こった場合や、発熱、意識の変化、手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らないなどの症状を伴う場合には、緊急性のある病気が隠れている可能性もあるため、速やかに医療機関を受診してください。