扁平足とは、足の内側にある土踏まずのアーチが低くなり、立ったときに足裏が広く地面に接する状態です。足の形には個人差があり、土踏まずが低くても、痛みや歩行の問題がなければ治療を必要としない場合もあります。
子どもの足は成長の途中でアーチが発達するため、幼い時期の足の形だけで異常とは判断できません。一方、大人になってからアーチが低くなった場合や、片足だけに変化が出た場合は、腱などの状態を確認することが大切です。
足の見た目と痛みの強さは必ずしも一致しません。靴の減り方や足跡だけで判断せず、痛む場所、歩きにくさ、いつから形が変わったかを医療機関で相談しましょう。
生まれ持った足の形や成長
足のアーチの形には体質や成長の違いが関係します。家族にも似た足の形がみられることがあります。痛みのない柔らかい扁平足と、硬さや動かしにくさを伴う状態は、区別して考える必要があります。
アーチを支える組織の変化
足の骨を支える腱や靭帯の機能が低下すると、アーチを保ちにくくなる場合があります。加齢やけがなどが関係することもあり、成人後の変化では足全体の状態を調べます。
けがやほかの病気
足や足首のけがの後に足の形が変わることがあります。また、筋肉や神経に関わる病気などが背景にある場合もあります。すべての扁平足を運動不足や姿勢の問題だけで説明することはできません。
症状がない場合もある
扁平足でも日常生活や運動に支障なく過ごせる方は少なくありません。土踏まずが低いという理由だけで、必ず痛みが出るわけではありません。
土踏まずや足首周辺の痛み
足の内側や足首周辺に痛みを感じることがあります。長く立つ、歩くなどの場面で不快感が出る場合もありますが、足裏の痛みにはほかの原因も考えられます。
疲れやすさや歩きにくさ
足が疲れやすい、歩くと違和感がある、足や足首が硬く感じることがあります。すねの痛みなどを伴う場合も、扁平足だけが原因とは限らないため確認が必要です。
足の形や左右差の変化
以前より土踏まずが低くなった、片側だけ足の形が違う、靴が合いにくくなったといった変化がみられる場合があります。急な変化や痛みを伴う変化は放置しないようにしましょう。
新たに扁平足になった、片足だけに変化がある、痛み・腫れ・しびれが続く場合は整形外科などを受診してください。靴やインソールの調整が負担の軽減に役立つ場合はありますが、すべての扁平足の形を元に戻せるとは限りません。