足のしびれは、ピリピリ、ジンジンとした感覚だけでなく、触れた感じが鈍い、足裏に薄い膜があるように感じるなど、さまざまな形で現れます。片足だけの場合も、両足に広がる場合もあります。
しびれる範囲は足先だけとは限らず、足首、ふくらはぎ、太ももなどの脚の部分に及ぶこともあります。どの範囲に症状があるかを確認することが、原因を調べる手がかりになります。
長時間同じ姿勢をとった後に一時的に起こることもありますが、繰り返すしびれや続くしびれには、神経や全身の病気が関係している場合があります。単なる血行不良と決めつけないことが重要です。
足指だけなのか、足裏全体なのか、腰やお尻からつながる症状なのかによっても、調べるべき原因は異なります。しびれの範囲、始まった時期、筋力の変化などを医療機関へ伝えましょう。
姿勢による一時的な神経への圧迫
足を組むなど、同じ姿勢で一部に圧力がかかり続けると、一時的にしびれることがあります。ただし、姿勢を変えても改善しない場合や頻繁に繰り返す場合は、ほかの原因も確認する必要があります。
腰から足へ向かう神経の問題
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などで神経が圧迫されると、お尻や脚から足先にかけて痛みやしびれが出る場合があります。腰痛の強さだけでは、神経の状態を判断できません。
末梢神経の障害
糖尿病などにより末梢神経の働きが低下すると、足先のしびれや感覚の鈍さが生じる場合があります。両足に症状が出ることもあり、足の傷に気づきにくくなる点にも注意が必要です。
栄養・薬剤・けがなどの影響
ビタミンB12の不足、過度の飲酒、薬剤の影響、神経のけがなどが関係することもあります。原因は一つとは限りません。服用中の薬を自己判断で中止せず、担当の医師に相談してください。
ピリピリ感や灼けるような痛み
電気が走るような感覚、灼けるような痛みを伴う場合があります。触れただけで強く痛むこともあり、程度や時間帯には個人差があります。
触覚や温度を感じにくい
足裏や足指の感覚が鈍く、熱さや傷に気づきにくくなることがあります。感覚が鈍い部分を強く揉んだり、熱い物で温めたりすることは避けてください。
力の入りにくさや歩行の変化
足首や足指に力が入りにくい、つまずく、バランスを取りづらいなどの変化がみられることがあります。しびれに筋力低下を伴う場合は、早めの評価が必要です。
急に足の力が入らなくなった場合や、しびれ・筋力低下が進む場合は速やかに受診してください。腰や脚の症状に加えて、尿が出にくい・漏れる、便の感覚が変わる、股の間の感覚が鈍いといった変化がある場合は、緊急の診察が必要です。繰り返すしびれも、原因を確認せず放置しないようにしましょう。