かかとの痛みは、足裏側、後ろ側、内側など、痛む場所やきっかけによって考えられる原因が異なります。朝の一歩目が痛い、歩くと響く、靴が当たると痛いなど、現れ方もさまざまです。
足底腱膜への負担が関係することがありますが、かかとの痛みすべてが足底腱膜炎というわけではありません。アキレス腱や周囲の組織、骨、神経などに問題がある場合もあります。
歩けるから大丈夫と無理を続けず、痛みが始まった時期、運動量の変化、痛む位置を確認しましょう。症状が続く場合は、整形外科などで原因に合った対応を相談することが大切です。
足底腱膜への繰り返す負担
足底腱膜は、かかとから足の前方へ伸び、アーチを支える組織です。立ち仕事や歩行、走る運動などの負荷が関係して、かかとの足裏側に痛みが出ることがあります。急な運動量の増加も負担につながる場合があります。
アキレス腱や周囲の組織の不調
かかとの後ろ側が痛む場合には、アキレス腱やその周囲の滑液包などが関係していることがあります。運動や靴との接触で痛む場合もありますが、位置だけでは原因を断定できません。
かかとの脂肪組織や骨への負担
かかとの底には衝撃を和らげる組織があり、この部分の不調でも痛みが起こります。また、強い衝撃による骨折や繰り返す負荷による疲労骨折など、骨に原因がある場合もあります。
神経の圧迫など
かかと周辺の神経の問題で痛みやしびれが出る場合があります。炎症性の病気や感染が関係することもあるため、痛み以外の症状も含めて確認します。
朝や休んだ後の一歩目が痛い
起床後や座って休んだ後、歩き始めに足裏側が痛むことがあります。足底腱膜の不調でみられる特徴の一つですが、これだけで診断はできません。
立つ・歩くことで痛む
長く立っていると痛む、歩行や運動で痛みが増すなど、体重をかける場面で症状が出ることがあります。一時的に楽になっても、無理に運動を続けないようにしましょう。
後ろ側の痛みや腫れ
かかとの後ろが痛む、腫れる、靴が当たるとつらいなどの症状がみられる場合があります。灼けるような感覚やしびれを伴うときも、診察時に伝えてください。
転倒やジャンプの後に強く痛み、歩けない場合や、急な断裂音とともにつま先立ちができなくなった場合は、速やかに医療機関を受診してください。赤み・腫れ・熱感に発熱を伴う場合や、糖尿病があり足に傷がある場合も、自己判断で様子を見続けないことが大切です。